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機動戦士ガンダム作品解説 1

機動戦士ガンダム作品解説 1

『機動戦士ガンダム』は、3機合体のロボットが主役の『無敵超人ザンボット3』、3段変形のロボット『無敵鋼人ダイターン3』に続くサンライズのオリジナル作品第3作として、富野喜幸(現・富野由悠季)を監督に据え、玩具メーカーのクローバーをメインスポンサーとして企画・制作された。 『機動戦士ガンダム』の特徴とそれ以前の作品との比較として、ガンダム以前の1970年代当時は、一般にはアニメとは子供のものであるという認識、そして低俗なものでしかないという偏見があった。

『ルパン三世』といった、高年齢層の視聴にも堪えうる物語を備えた
作品の登場により徐々に認識が改まりつつあった。
1972年の『マジンガーZ』によってブームとなったロボットアニメは、
依然として基本的にストーリーで、
強い正義感を持つ主人公が操縦する強力な巨大ロボットが技と武器を駆使し、
組織の敵ロボットや敵怪物を撃退し、
組織を打ち倒して世界に平和を取り戻すというステレオタイプな物語であった。

ために、ロボットアニメは基本的に子供向けの作品という扱いが続いていた。
子供より上の年齢層をターゲットとして制作され、ロボットアニメにおいても、
現実味を物語や設定によって、
高年齢層の視聴に作品作りが可能であることを示すこととなった。

ストーリーは組織による戦争の中で、試作の軍用ロボットを操縦することになった
主人公とその仲間たちが、
戦火が拡大する中で必死に生き延びていく姿を描いた群像劇である。

『宇宙戦艦ヤマト』とジュール・ヴェルヌの『十五少年漂流記』にヒントを得て、
宇宙戦艦に乗り込んだ少年少女が宇宙戦争の中で協力しながら
生き延び成長するという点は『ガンダム』と共通している。
クローバーはあくまで巨大ロボットもの、それも「変形・合体」といった
おもちゃとして楽しめる仕掛けを備えたものを要望した。

これがアメリカでトラック軍団を指す「コンボイ」と掛け合わせて『ガンボイ』に、
チャールズ・ブロンソンがテレビコマーシャルで流行語にした
「う~ん、マンダム」のイメージから『フリーダム』のダムとかけて
『ガンダム』という名前が生み出された。

ザクに続く新型機として登場する「グフ」や「ドム」などや、
ガンダムを元に量産された連邦軍の「ジム」も数多く登場する。
アニメとしての制約の中でも無重力状態の描写などにも注意が払われ、
細かい設定によって作品世界に奥行きと現実感が持てる作品となっている。

人々として設定されたニュータイプは、当初は主人公アムロに
超人的活躍をさせるためのアイデアであったが、
やがて宿敵シャアもまたニュータイプであることが明かされ、
そして同じくニュータイプである少女ララァ・スンとの出会い、
そして三人の間で起こる悲劇を通じて、「人類の革新」とは何なのかと問いかけるに至っている。

機動戦士ガンダムについて

機動戦士ガンダムについて説明します